胸の痛みの原因とは?原因から改善方法までを徹底解説!!
東京都世田谷区下北沢のパーソナルトレーニングジムOneandonlyトレーナーの山口です。
今回は、意外と多くの方が悩まされる胸の痛みの原因とその改善方法を解説したいと思います。
胸の痛みの原因には、デスクワークが深く関係しています。
昨今、デスクワークが主流となってきたことから胸の痛みは見逃せない問題となり、胸の痛みで悩まされている方も年々増えています。
胸の痛みに悩まされている方はもちろん、普段パソコンを使用する方に是非読んでいただきたい内容となっております。
目次
1.胸の痛みの原因とは?
2.胸の痛みの原因と不調の関係性
3.胸の痛みを改善するためには
4.胸の痛みを改善するエクササイズ
1.胸の痛みの原因とは?
デスクワークをされている方を中心に、胸の痛みを抱えている方が近年多く見られます。
病気を患っている訳ではないのに、胸を張ったり丸まったりすると痛みが出る方は一体どこに原因が隠れているのでしょうか。
結論からお伝えすると、胸の背骨(胸椎)の動きが固くなっています。
胸椎は12個の骨で構成されている背骨で、胸椎の周りには多くの神経が通っていて胸椎の動きが固くなってしまうと神経の働きが乱され、肩こりや息苦しさ、身体の怠さを引き起こしてしまいます。
胸椎は元々、後ろにカーブして身体を支えていますが、胸の痛みを抱えている方は通常の丸みよりも更に、後ろに丸まってしまっています。
胸椎が強く丸まってしまうと胸の筋肉が固くなり動きが悪くなってしまい、やがて胸の痛みへと繋がります。
胸椎が丸まり、胸の筋肉が固くなった状態を放置することは猫背の姿勢を助長させますので早めに改善させましょう。
2.胸の痛みの原因と不調の関係性
胸の痛みの原因でもある胸椎の固さは様々な不調を引き起こします。
【代表的な不調】
- 肩こり
- 腰痛
- 胸痛
- 息苦しさ
- 背中のこり
- 便秘
胸椎の固さは多くの不調を引き起こす原因となり、不調と深く関係しています。
しかし、胸椎が固くても運動を定期的に行えば不調は起きないのではと思う方もいるのではないでしょうか。
たしかに、定期的に運動を行うことは身体の不調を防ぐのにとても効果的です。
ですが、胸椎は身体の中心を通っている大切な背骨です。
胸椎が固いまま、運動を行なうと様々な動きが制限された状態での運動になってしまうので、運動をする事でのストレス発散や達成感は味わえますが、同時に肩や腰、胸などを痛める可能性が非常に高くなります。
運動することはとても大切なことですが、胸椎を正しくすることが胸の痛みや肩の痛みを起こさずに運動ができるので試してみましょう。
3.胸の痛みを改善するためには
胸の痛みを改善するためには下記の2つのポイントをチェックしてください。
-
胸の筋肉のストレッチ
-
胸椎を伸ばす運動
胸の痛みを改善するためには、原因となっている胸椎を動かすことに加えて胸のストレッチを行いましょう。
まず初めに、胸の痛みを感じている方は胸椎が過度に丸まった傾向にありますので胸椎を伸ばす(進展)運動を行い、丸まった胸椎を元の位置に戻してあげましょう。
胸椎の運動を行う際に、無理に伸ばそうとして腰も一緒に伸ばしてしまうことがありますので注意してください。
胸椎の運動が終わりましたら、続いて胸の筋肉をストレッチします。
胸の痛みを抱えている方は胸の筋肉が固くなっていて更に、胸の痛みを強くさせていることが考えられますのでしっかりと伸ばしてあげましょう。
【胸の筋肉】
-
大胸筋
-
小胸筋
胸には上記の2種類の筋肉が存在します。
名前の通り、大胸筋はとても大きな胸の筋肉で表層に位置しています。
もう一つの小胸筋は大きさはないですが、大胸筋の下に付いており、実は大胸筋よりもこの小胸筋という筋肉が胸の痛みや肩こりなど身体の不調に密接に関係しています。
特に胸の痛みを抱えている方は大胸筋はもちろんですが、この小胸筋が固くなっていますので必ずストレッチやマッサージで緩めてあげましょう。
小胸筋が固いまま放置すると、四十肩や五十肩、背中の痛みも起きてしまう可能性があり最悪の場合、腕が上がらなくなり肩の手術が必要になることがありますので小胸筋は見逃せない筋肉です。
4.胸の痛みを改善するエクササイズ
胸の痛みを改善させるためには、胸椎の運動と胸の筋肉のストレッチを行います。
胸の痛みの原因となる胸椎の運動から行い、その後に胸のストレッチを行いましょう。
毎日、継続することで胸の痛みは改善されていきます。
自宅でも行えるような簡単なエクササイズをご紹介しますので是非、チャレンジしてみてください。
【エクササイズ】
- スフィンクスポーズ CAT&COW
- プレッツェル2.0
- 胸のストレッチ
- プッシュアップ
スフィンクスポーズ CAT&COW
1.うつ伏せになり、肘をついたスフィンクスポーズを取ります。
2.肩に力が入らないようにしながら、息を吸って胸を反らしていきます。
3.胸を反らしたら息を吐きながら丸めていきましょう。
4.呼吸を止めずにこの動きを15回繰り返しましょう。
プレッツェル2.0
1.足を「卍」の形にし、手を身体の前に置きます。
2.前に曲げている足の方向に息を吐きながら身体を倒していきます。
3.この時、肩がすくみやすいので気をつけましょう。
4.呼吸を止めずにこの動きを左右10回ずつ繰り返しましょう。
胸のストレッチ
1.壁に対して、横向きに立ちます。
2.胸の高さに肘がくるように手を壁につきます。
3.手を壁に固定したまま、身体を前方へ突き出すようにゆっくりと伸ばします。
4.呼吸は止めずに自然にリラックスした状態で左右30秒ずつ伸ばしましょう。
プッシュアップ
1.うつ伏せで肩幅よりもやや広めに手をつきます。(自身のない方は膝付きで行いましょう)
2.身体を一直線に保ちながら手と手の間に胸を地面に近づけていきます。
3.腰を反ったり曲げたりしないように気をつけましょう。
4.この動きを10回繰り返します。